チゼルエッジ
用語解説
チゼルエッジとは、ドリルの底刃の芯厚部(図のA)にできる鈍角の部分をいいます。(図のB)
この部分は芯厚上にあり、逃げ面と逃げ面が交差する部分で断面は緩やかな山のようになっています。
そのため、すくい面がなく切れ刃がないため穴加工時には大きな抵抗が生じます。
それを抑えるために通常、このチゼルエッジ部分にはシンニング(溝)を付けます。
それによって角度は小さいですがすくい角が生成され、切れ刃ができて切り屑の排出も可能になり食い付きをしやすく、抵抗も抑え安定した穴加工ができるようになります。
シンニングの種類は、形状からXシンニング、Rシンニング、Sシンニングなど種類がいくつかありますが、多くはXシンニングが採用されています。
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