フラットドリル
用語解説
フラットドリルとは、ドリルの先端角がフラット形状のドリルをいいます。
●エンドミルとの違い
フラットドリルは、底刃だけを見ると2枚刃のエンドミルと非常によく似ています。
エンドミルは主に横に走らせて外周刃で切削しますが、その際に刃具の横への負担が大きく刃具が倒れたり折れたりを防ぐため高い剛性を必要とします。
エンドミルは穴を掘っていくドリルと比較すると切り屑の発生が少ないため溝を浅くして芯厚を太くすることで剛性を高めています。
一方フラットドリルは穴を掘ることを目的としているため、溝を深くして切り屑を排出するスペースであるチップポケットを広げ、切り屑排出を重視しています。
●先端角の付いたドリルとの違い
フラットドリルはその名の通り先端がフラットになっています。
一般的な先端角の付いたドリルでワーク曲面を穴加工しようとするとドリルの一番先端で食い付きを始める前にワーク曲面でドリルが流されてしまい、刃具が倒れ穴位置精度が落ちたり、刃具の損傷などが発生します。
一方フラットドリルは、底刃がフラットで、切削抵抗が径方向にバラけにくく、さらにねじれ角を小さくすることで剛性を高めていてワーク曲面への穴加工でも安定して切削することができます。
また、フラット底刃のため通し穴のドリルが抜ける際にバリが発生しにくくなっています。
再研磨.comを運営する株式会社宮本製作所では、ドリルやエンドミル、リーマなどの切削工具の再研磨を行っております。当社は、「切れ味の悪くなった工具を元の工具と同等もしくはそれ以上に“切れる”刃物とする」というポリシーのもと、コスト削減を刃物から実現することにあります。
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