ネガランド
用語解説
ネガランドとは、ドリルの刃先を鈍角にする面をいいます。(※ホーニングとも呼びます)
刃物は刃先が鋭利であればあるほど切れ味がよいですが、そうなると刃先の剛性が落ちてカケが発生しやすくなります。 そこであえて刃先を殺す(鈍角にする)ことで欠けを抑えることができます。
しかし、ネガランドは切削抵抗を高めるため、ネガランド幅が大きすぎると穴加工の際に食い付きが悪くなったり、びびりが生じることもありますので出来るだけ小さく付ける必要があります。
硬い被削材をドリル加工する場合、ドリル刃先がすぐボロボロになってしまうときはネガランド処理することをおすすめします。
超硬のドリルでもダイヤモンドヤスリで手作業でネガランド処理を施すことも可能ですが、その際はネガランド幅にバラつきがないように注意して施します。
再研磨.comを運営する株式会社宮本製作所では、ドリルやエンドミル、リーマなどの切削工具の再研磨を行っております。当社は、「切れ味の悪くなった工具を元の工具と同等もしくはそれ以上に“切れる”刃物とする」というポリシーのもと、コスト削減を刃物から実現することにあります。
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